ジョージアで不動産を購入することは、外国人でも可能です。条件は国民と同じで、例外は農地だけです。マンション、一戸建て、商業用物件、農地以外の土地は、外国人の名義で登記できます。購入時の取得税はなく、登記は最長4営業日で完了し、所有権は公共登記簿(国家公共登記庁、NAPR)に記録された時点で移転します。以上は2026年10月に確認した内容です。
最近、2つのルールが変わりましたが、古い情報のまま書いているガイドも多く残っています。2026年3月1日から、不動産による居住許可の対象は150,000米ドル超の物件となり、従来の100,000米ドルから引き上げられました。また2026年9月には、不動産税(年額)が非課税となる世帯所得の上限を、議会が40,000ラリ(GEL)から100,000ラリへ引き上げました。
数字で見る市場
Colliers Georgiaによると、2025年のトビリシとバトゥミのマンション売買は約59,000件、取引額は43億米ドルでした。このうちトビリシは42,267件(33億米ドル)。バトゥミは17,052件で過去最高を記録し、取引額は10億米ドルをわずかに上回りました。2025年の平均価格は次のとおりです。
| 都市 | 新築 | 築古 | |---|---|---| | トビリシ | 1m²あたり1,484米ドル | 1m²あたり1,244米ドル | | バトゥミ | 1m²あたり1,497米ドル | 1m²あたり1,196米ドル |
法定通貨はラリ(GEL)ですが、価格はほぼ例外なく米ドルで表示されます。ジョージア国立銀行の2026年10月15日のレートは1米ドル=2.599ラリでした。
2026年に入っても価格は上昇を続けています。Colliersの2026年7月のデータでは、トビリシの新築マンションの加重平均価格は、一次市場・二次市場とも2025年7月比で約10%上昇しました(築古は約14%上昇)。同月の住宅取引は4,486件で、前年より22.8%増えています(Colliers RECOV.GE、GBC報道による)。
誰が買っているのか
トビリシは地元の需要が中心の市場です。Colliersによれば、2026年6〜8月のマンション購入に占める外国人の割合は10〜14%でした。バトゥミはその逆です。Galt & Taggartが調査対象とする開発事業では、2025年に外国籍の購入者がマンションの52%を占めました。内訳は、イスラエル人が販売の13%、EU市民が14%、ウクライナ人・ロシア人・ベラルーシ人の合計が13%、トルコ人が10〜11%です。バトゥミ市場全体を集計するColliersでも、2026年8月の外国人比率は取引の52%でした。外国人需要がこれほど大きい市場は、地域情勢や渡航状況に左右されやすく、バトゥミの価格はトビリシより速く反転する可能性があります。
トビリシかバトゥミか
- トビリシは首都で、通年で経済が回っています。中古売買も賃貸も地元の需要に支えられています。2025年の需給の61%を占めたのはディディ・ディゴミ、サブルタロ、サムゴリの3地区でした(Colliers)。ヴァケと旧市街は高級エリアで、価格は市の平均を大きく上回ります。
- バトゥミは、アジャリア自治共和国にある黒海沿岸のリゾートです。夏がシーズンで、高層のマンション群が多く、1泊単位で貸し出す目的で買われた部屋も多数あります。ニュー・ブールバール地区だけで、2025年の売買は6,800件を超えました。価格差は大きく、2025年末時点で、内装完成済みの新築マンションの平均は、旧バトゥミで1m²あたり約3,000米ドル、周辺部では1,500米ドルを下回りました(Galt & Taggart、2026年3月)。
バトゥミで注目すべき数字は供給量です。Galt & Taggartが調査対象とする開発事業では、2025年末に約12,400戸が未販売で、1年前より14%増えました。Galt & Taggartは、2026年の一次市場の販売は横ばいで、一次市場の価格上昇率は4〜6%に鈍化すると見ています。未販売の在庫が多ければ、買い手は価格交渉をしやすくなります。
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ジョージアの物件カタログで、売り出し価格を上記の市場平均と比べてみてください。